ショーン・マクブライド平和賞受賞!

2020.08.12

国際平和ビューロー(http://www.ipb.org/)では毎年、平和・軍縮・人権の分野で優れた業績を収めた個人、団体、運動に対して「ショーン・マクブライド平和賞」を授与しています。今年は2つの団体が受賞し、その1つにヒバクシャ国際署名を選んでいただきました!

受賞理由は以下の通りです。

「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」運動は、2016年4月、広島・長崎の著名な被爆者たちによって開始された。それ以来この署名運動は幅広い著名な個人、団体の支援を受け、世界中の人々の大きな支持を得てきた。集められた署名は11,843,549筆(2020年3月末現在)にのぼり、世界でもっとも大規模な署名運動の一つとなり、核兵器廃絶という世界的な要求を示す力強い人々の力となってきた。この署名は国連とNPT準備員会議長に提出され、高い評価を受けてきた。世界的な努力に加え、日本では47すべての都道府県で署名推進員会が結成され、全国で1263人の自治体首長が署名している。

http://www.ipb.org/ipb-statements/macbride-prize-2020-awarded-to-black-lives-matter-and-hibakusha-signature-campaign/ より)

*受賞理由のなかに「日本では47すべての都道府県で署名推進員会が結成され」とありますがこれは誤りです。活動は全国で行われていますが、地域連絡会が結成されているのは27都道府県です。一覧ははこちらから。

現在、世界的なムーブメントとなっている「ブラック・ライブス・マター」と合同受賞となりました。

ヒバクシャ国際署名連絡会代表の田中照己さんはこの受賞に喜び、「受賞を励みに力を尽くす」と述べていました。この受賞をきっかけに世界的にヒバクシャ国際署名のムーブメントが広がり、1人でも多くの人が被爆者の声に賛同してくれることを願います。

ヒバクシャ国際署名代表 田中熙巳による声明

ショーン・マクブライド平和賞授賞決定にあたって

ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名(ヒバクシャ国際署名)推進連絡会代表  田中熙巳(日本原水爆被害者団体協議会代表委員)

国際平和ビューロー(IPB)より、2020年度のショーン・マクブライド賞が私たちの「ヒバクシャ国際署名」運動と「ブラック・ライブズ・マター」に授与されることになりました。

「ヒバクシャ国際署名」運動は2016年4月から開始された〈すべての国が核兵器の使用を禁止し、廃絶する条約をただちに結ぶことを求める〉世界の被爆者の訴えに応える人々の署名運動です。これまでになく短期間の4年間で、平和と核兵器の廃絶を求める1千万を超す人々の賛同を得て、国の内外に大きな運動の広がりをつくりました。この中で被爆者が果たした役割も大きく、高い評価の言葉もいただきました。

被爆者を代表し、また署名連絡会の代表として感謝いたします。

2017年に国連による「核兵器禁止条約」採択の快挙につながり、いまや「条約」の発効に必要な50カ国の批准までに残り6カ国と迫り、核抑止力の神話にすがって核兵器禁止条約に反対する核保有国とその同盟国を追い詰めています。

この度の授賞を励みに、新コロナウイルスの世界感染拡大による新たな人類生存の危機の中にあっても力を落とすことなく、「平和の波」の大きなうねりを新たにつくり、年内の条約発効を実現し、核兵器も戦争もない真に公正で平和な世界の実現のために力を尽く決意を表明します。

報道の紹介

長崎新聞 ヒバクシャ国際署名にIPB平和賞

https://this.kiji.is/665392257187333217?c=174761113988793844

国際平和ビューロー/マックブライト賞 とは

IPB…1891年設立、1910年にノーベル平和賞を受賞した国際的平和団体。

毎年、平和、軍縮、人権の分野で優れた業績を認めた個人、団体、運動に対して、1992年以降ショーン・マクブライド平和賞を授与している。これはノーベル平和賞受賞者であり1968年から74年にIPB議長、74年から85年に同会長を務めたショーン・マクブライド氏にちなんだもの。

NEWS

私も署名しました

安田菜津紀

フォトジャーナリスト

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落合恵子

作家・元文化放送アナウンサー

エラ・ガンディ

マハトマ・ガンディの孫
平和活動家

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斉藤一美

文化放送アナウンサー

いとうせいこう

クリエイター

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ジョディ・ウィリアムズ

地雷禁止国際キャンペーン 1997年ノーベル平和賞受賞者

清水まなぶ

ミュージシャン/俳優