遂に1000万人に到達!

2019.09.30

署名数1000万人分超える

ヒバクシャ国際署名連絡会は9月30日(月)渋谷コーププラザで記者会見を開き、2016年4月の活動発足以来、9月20日現在までの累計署名数が1051万7872人分になったことを発表致しました。

今年はユースも派遣

10月頭、日本被団協事務局次長の藤森俊希さんと連絡会事務局・広報担当の鈴木慧南さんの二人をニューヨークへ派遣し、国連本部で開催される国連総会第1委員会の議長(軍縮・安全保障)へ手渡す予定です。

今回、初めてユース枠を設けました。現地での活動におけるあらゆる面で藤森さんのサポートし、期間中の行動を積極的にSNSで発信するほか、被爆者の想いをつないで活動を行う次世代として自身もメッセージを伝える役割を担います。

鈴木慧南さんのプロフィール

神奈川県横浜市出身。明治学院大学国際学部卒業。在学中に核や基地問題、政治について学ぶサークルに所属し、専門家や他団体と協力しながら証言会や勉強会などを実施。2015年と2017年には国際NGOピースボートが主催する「ヒバクシャ地球一周 証言の航海(通称 おりづるプロジェクト)」にユース非核特使として参加し、世界22ヶ国32都市で被爆者の想いを伝えてきた。2018年からはヒバクシャ国際署名の広報を担当し、SNSを中心に活動を広めている。当ブログの記事も執筆しており《HIBAKUSHA2020~被爆75年へ向けて~》などを担当している。

記者会見での発言

ヒバクシャ国際署名連絡会代表 田中煕巳さん

50年間核廃絶を訴えてきた。2016年、「これが最後」という気持ちでこの署名を呼びかけた。今日発表した署名数は素晴らしい数字ではあるが、まだ1000万。核保有国は核政策の転換はしていない。国内外、もっと数を増やす必要がある。

核兵器禁止条約はようやく批准が32ヶ国まで来た。発効まであと18か国。来年中にも達成できるだろうと思っている。禁止条約を後押しし、核保有国の世論を動かすためには国内はもちろん、海外での署名が不可欠。新しく完成した映像コンテンツを活用しながら海外への広がりを作っていきたい。

日本被団協事務局次長の藤森俊希さん

署名活動をスタートさせた2016年に初めて目録を提出した時の署名数が56万人分、それが今日までに1000万人に到達したことはすごいこと。私たち被爆者が目標に掲げた「世界で数億」への焦りはあるが、自分自身現在暮らしている長野で該当に署名を立って1度に100人の署名が集まればいいような状況で署名を集める難しさを知っている。講演先の学校などから署名も届いており、そうした数が集まって1000万もの署名になった。世界の70億人を超える人々に私たち被爆者の想いを伝えたい、そのためにまだまだやれることをやる。

今回訪問するアメリカの世論を考えても、核兵器廃絶に向けた世論は決して広がっていない。だけれど、現地で核兵器の問題を自分ごととして取り組む仲間もたくさんいる。なにより、核兵器禁止条約交渉会議で私がスピーチした時、日本は「署名しない」明言した。私たちは国内外の仲間たちと連帯しながら世界に訴えていきたい。

連絡会事務局・広報担当の鈴木慧南さん

今回、初めてユース枠として派遣されるということで、被爆者から託された思いや責任感を感じている。旅のなかで藤森さんの証言を聞く人たちにとって、被爆者の話を直接聞けるのが今回が最後にかもしれない。一人でも多くの方に藤森さんの声が届くよう、私も言葉をひとつひとつ選びたい。

私自身、被爆者のサポートを続けて来た人間として、被爆者が日本を出て丁寧に話す機会がどれだけ特別なことなのか、その意義を伝えたい。

この署名活動は、被爆者が始めた草の根の運動。被爆者のみなさんはこれが最後かもしれないと思って運動をスタートさせた。署名の輪を広げ、2020年まで前この輪を大きいものにしたい。

現地での取り組みについて

ニューヨーク現地での日程詳細や、期間中の取り組みについては当ブログ、SNS(twitter、Facebook)に更新していきます。引き続きご注目ください。

また、今回の二人の派遣はみなさんからの支援なしには実現できません。ヒバクシャ国際署名への寄付にご協力をお願いします。寄付は、郵便振込、クレジットを利用したオンライン寄付、洋服やブランド品の寄付をご利用いただけます。今すぐ「活動に寄付する

NEWS

私も署名しました

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斉藤一美

文化放送アナウンサー

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吉永小百合

俳優

ヤン・キッカート

オーストリア国連大使

安田菜津紀

フォトジャーナリスト

インスハート

ミュージシャン

東ちづる

俳優、Get in touch理事長

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池辺晋一郎

作曲家